超音波検査（エコー検査）について
当院では超音波診断装置（エコー）を導入しています。皮膚の上にジェルを塗布し、プローブと呼ばれる機器をその上から当てて体内からはね返ってくる超音波を画像として映し出す検査です。メリットは痛みが無く、短時間で行えること、CTやMRI等と比べ医療費が安いことです。レントゲンやCTとは違い放射線被爆の心配も無いため、小さなお子さんや妊婦さんにも簡単に行うことができます。
当院では外来手術を数多く行っておりますが、その中で非常に多いのが粉瘤や脂肪腫など、皮膚の下にある腫瘍（皮下腫瘍）の手術です。エコー検査を行うことで視診、触診では鑑別が付きづらい皮下腫瘍の評価ができます。
また皮膚科クリニックには手のひらや指にトゲや金属の破片が刺さったり魚の骨が刺さったりして、それが抜けずに来院される患者さんも多く見られます。通常の皮膚科クリニックにはレントゲン装置が無いため（当院にもありません）、エコー検査にてその異物を確認後、局所麻酔をして異物を取り除くことができます。
当院のエコー機器は軽量、コンパクトサイズのものです。頭から足先まで、どの部位でも検査を出来るよう、また診察室まで移動するのが困難で車椅子で処置室に入った患者さんのところでもエコー検査ができるよう、機動力・利便性のある機器を導入しました。
