治療法
保険外診療
巻き爪マイスター
- 巻き爪マイスターは、巻き爪の矯正具(医療機器)です。コイルばねに内蔵されている超弾性合金ワイヤーが、巻き爪に対し持続的に矯正効果を発揮します。
- 処置は比較的短時間で済み、通常は局所麻酔を行わず装着します。
- 通常は1~2か月の装着で改善しますが、場合によっては3か月以上かかることや再度装着する必要が出ることもあります。
- 爪が極端に短い場合や爪がもろい場合、爪周囲が化膿している場合には取り付けできないこともあります。
- 装着したままお風呂に入れます。
- 装着中は巻き爪マイスターが外れてしまう可能性があるため、サッカーや水泳などの運動は極力控えることを勧めます。それ以外のスポーツは問題ないことが多いです。
超弾性ワイヤー法
- 爪の先端の両端に2ヵ所の穴を開け、そこに1本の超弾性合金ワイヤー(マチワイヤー)を通します。挿入したワイヤーの元に戻ろうとする力で爪を矯正するものであり、通常痛みはありません。爪は伸びるため、1~2ヵ月ごとにワイヤーを入れ換えます。
保険診療
陥入爪手術(フェノール法)
- 再発を繰り返す感染・炎症を伴う陥入爪や重症の陥入爪に対し、食い込んでいる爪の一部を切除した後に、組織を腐食させる作用を持つ薬液(フェノール)を爪母(爪を作る部分)に塗り、食い込んだ部分に再び爪を生えさせないようにする手術です。
- 指のブロック麻酔(指の根元の部分に2回針を刺して麻酔薬を注入します)を行い、10~15分後より手術を開始します。
- 手術時間は麻酔の時間を入れて30~40分程度です。手術した場所は縫いません。
- 通常は1回の手術で1本の足趾の陥入爪を行います。
- 長所は保険適応のある治療であること(すなわち治療代が保険外診療よりも安価)、化膿していてもできることです。
- 短所は爪の幅が狭くなり、爪の形が長方形に近くなること、術後暫くは毎日塗り薬を塗る処置が必要なこと、再発率のある治療法であることです。
- 手術予約を取ってもらう必要があるため、希望したその日には出来ません。
料金
保険外診療
巻き爪マイスター
全て税込みです。
初診料・・・3300円
再診料・・・1100円
巻き爪マイスター(1か所につき;材料費+手技料として)・・・5500円
※改めて巻き爪マイスターを装着する場合は5500円かかりますのでご了承下さい。
超弾性ワイヤー法
全て税込みです。
初診料・・・3300円
再診料・・・1100円
超弾性ワイヤー(1か所につき;材料費+手技料として)・・・5000円
※改めて超弾性ワイヤーを装着する場合は5000円かかりますのでご了承下さい。
保険診療
陥入爪手術(フェノール法)
3割負担・・・4200円+処置料、処方箋料、薬剤料(抗生剤・鎮痛剤の飲み薬、抗菌剤の塗り薬)等がかかります。
診療内容へ