認定皮膚科専門医 アレルギー専門医 
漢方専門医

医療法人 北村皮膚科(八戸市)認定皮膚科専門医  アレルギー専門医 漢方専門医

0178-43-1325

青森県八戸市根城1-14-11

アクセス

診療内容

重症スギ花粉症に対するゾレア®皮下注射について

治療の対象となる条件

  • 重症または最重症のスギ花粉症で、前年のスギ花粉シーズンに医療機関を受診し、ステロイド点鼻薬、及び抗ヒスタミン薬の飲み薬で治療をしても症状の改善が無かった方。且つ、その処方内容(お薬手帳やお薬手帳アプリなど)を提示できる
    ※前シーズン、市販の点鼻薬や飲み薬で治療された方は、今シーズンのゾレア治療はできません。
  • 今年も通常の治療(抗ヒスタミン薬の飲み薬+ステロイド点鼻薬)を1週間以上行ったが効果不十分な方。
  • 年齢が12歳以上で、体重が20〜150kgの範囲の方。
  • スギ花粉に対する血清特異的IgE抗体検査(スギ花粉の採血によるアレルギー検査)がクラス3以上の方。
  • 血清の総IgE濃度が30〜1,500IU/mlの範囲にある方。

治療期間は2月から5月のスギ花粉飛散時期に限定となります。それ以外の月は投与できません。

費用

費用はゾレアの薬剤費のみで、3割負担の方で自己負担額が1か月あたり約4,500円〜70,000円かかります。投与量がその人によって異なるため(体重と血液の総IgE濃度に基づき設定されます)、自己負担額がいくらになるかは個人差があります。その他、受診、採血検査にかかる費用、同時に飲み続ける必要のある抗ヒスタミン薬の処方費がかかります。
 詳しくは製薬会社ホームページをご参考ください。

ゾレア皮下注射治療の流れ

①初回来院時

問診にて、重症または最重症のスギ花粉症であるかどうか診断します。
前年のスギ花粉シーズンの処方内容が分かるお薬手帳を必ずお持ち下さい(もちろんお薬手帳アプリでも可)。
血液検査で血清総IgE濃度およびスギ花粉特異的IgE抗体を測定します。なお、血清総IgE濃度の測定は当院での採血に限ります(他院での採血結果は不可です)。
その後、抗ヒスタミン薬の飲み薬とステロイド点鼻薬を当院から1週間分以上処方します(他院での処方は不可です。必ず当院からの投薬が必要です。)
もちろん、抗アレルギー点眼薬やステロイド点眼薬を処方する場合もあります。

②2回目来院時(初回受診から1週間後以降)

飲み薬等で効果不十分と判断した場合、ゾレア治療の適応となります。血液検査の結果と体重で、ゾレアの投与量、投与間隔(2週間ごとまたは4週間ごと)を決めます。 ゾレア治療は原則予約制となるため、投与予定日を決めてもらいます。

③3回目来院時(ゾレア初回投与)

ゾレア皮下注射の初回投与を行います。また併用する必要がある抗ヒスタミン薬内服を当院より処方します。
ゾレアは投与数日後~2週間後に効果が出始め、1ヶ月程度効果は持続すると言われております。

このように、ゾレアを投与するまでの流れが非常に煩雑ですし、計3回の通院が必要ではありますが、ゾレアは非常に効果の優れた薬剤です。
毎春スギ花粉症でとてもつらい思いをされている方は、ぜひお気軽に御相談下さい。

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