認定皮膚科専門医 アレルギー専門医 
漢方専門医

医療法人 北村皮膚科(八戸市)認定皮膚科専門医  アレルギー専門医 漢方専門医

0178-43-1325

青森県八戸市根城1-14-15

アクセス

診療内容

青アザ

【異所性蒙古斑(いしょせいもうこはん)】

 一般的な蒙古斑は生後1週から1ヶ月頃までに、青いアザがお尻や背中の下部にみられるもので、お尻の蒙古斑は日本人にほぼ100%見られます。お尻の「蒙古斑」は、ほとんどの場合、成長により10歳頃までに自然消退します。
 同様のアザがお尻以外にできたものを「異所性蒙古斑」と言い、自然に消えないことがあるため、「異所性蒙古斑」は、治療をする場合と、治療をせずに経過を見る場合があります。
 レーザー治療には色素沈着や色素脱失などの副作用があります。自然消退する可能性があるアザを治療したことにより、かえって副作用の方が目立ってしまうこともあります。そのため、治療すべきアザかどうかを慎重に判断する必要があります。
 下記の状態の異所性蒙古斑に対してはレーザー治療を積極的に検討します。

  1. 色が濃い(→自然消退しない可能性が高いので)
  2. 顔や手の甲など目立つ部位にある(→自然消退する場合でも10歳頃までかかることがあり、その間周りの友人等からアザを指摘される可能性があるため)
  3. 範囲が大きくない(→1回の治療に費やすショット数と時間はクリニックであれば限度があります。治療時間が長くなると、それだけお子さんに長時間の痛みと苦痛感を与えます。どうしても広範囲の皮疹に対し治療希望がある場合には、1回の治療で小範囲ずつ、3カ月に1回の頻度で行うので、通院の頻度がかなり多くなります)

 なお、治療を行う場合は早期に行った方が治療効果があり、合併症も少ないとされております。
 3か月間隔で5回程度の治療が必要ですが、回数には個人差があります。

【太田母斑(おおたぼはん)】

 頬を中心に、頬、目の周り、額、鼻、耳介など、通常は顔の片側のみに出現する青色のアザです。女性に多く、乳児期に出現することが多いですが、思春期やそれ以降の時期に発症する場合もあります(平均では20才代となります)。
 自然消退することはなく、逆に未治療だと色が濃くなることがあります。よって、この太田母斑は治療が必須です。
 QスイッチYAGレーザー治療を3~4ヶ月間隔で5〜6回以上行えばアザはかなり薄くなります。照射後は一時的に色調が濃くなることがありますが(炎症後色素沈着)、通常3~4ヶ月で改善します。
 異所性蒙古斑と同様に、治療を行う場合は早期に行った方が治療効果があり、合併症も少ないです。

  • 治療は完全予約制です。初診時に診察をした後、下記曜日・時間で予約をお取りしております。初診日当日の施術は原則行いません。また土曜日は行いません。
  • 施術中の疼痛対策としては施術前後に保冷剤によるクーリングを行います。ただし、シミに対するレーザー照射よりも疼痛は強いため、痛みに弱い方や乳幼児には麻酔のクリーム(エムラ®クリーム 5g1本;2200円(税込))をご用意しております。当院来院の30分~1時間ほど前に、ご自宅で洗顔後に治療部位とその周辺に塗布し、可能であればラップを貼ってきて下さい。
  • 異所性蒙古斑・太田母斑とも、1回に照射できる範囲は原則2㎝×2㎝程度の小範囲です。よって大きなアザに対しては当院では治療できません。
火曜、水曜、木曜、金曜日11:00~
  • 治療前からの紫外線対策が重要です。レーザー治療前に日焼けをしていると治療の効果が低くなり、合併症の可能性が高くなるからです。よって治療前より刺激の少なく、紫外線防御効果に優れた日焼け止め(例:セルニュープラスUVクリーム)の使用を勧めます。
  • 照射部位は徐々にかさぶたとなり、1~2週間ほどで剥がれてきます。その間は照射部位を下記のテープで保護し、塗り薬(ワセリン)も塗っていただきます。
    マイクロポアテープ(小)1巻:350円 (税込)

【注意】

  • QスイッチYAGレーザーの保険適応疾患は、異所性蒙古斑、太田母斑と外傷性色素沈着の3疾患です。
  • 生まれつき又は生まれて間もなく出来るある黒アザ(色素性母斑)や茶アザ(扁平母斑)はQスイッチYAGレーザーの保険適応はありません。これらのアザに対し当レーザーでの治療を希望される場合には自費診療となり、その料金はシミ(スポット照射)に準じます。

太田母斑

診療内容へ

TOP